2017年5月1日月曜日

名字ドラマ「ひよっこ」

「ひよっこ」の東京編がスタートした。

このドラマ、登場人物の名字が、その出身地方に実際に多い名字が採用されており、たいへんおもしろい。

主人公、みね子の名字、谷田部は、久慈郡大子町。親友の助川時子の助川は那珂市。と、どちらも北茨城に多い名字だ。さらに、バス車掌の益子は大子町、みね子の叔父の小祝は常陸太田市に多い名字である。
みね子の担任の田神は茨城県だが、南部の古河市に多い。これは、県立高校の先生は県で採用されて、赴任してきた。という設定を彷彿とさせる。(勝手な想像です)
しかし、みね子と時子の友人である三男の名字は角谷である。角谷は、茨城県にはそんなに存在せず、愛知県などに多い。
ここまで、北茨城、あるいは茨城に多い名字ばかりだったところに突然の愛知県。この設定は何か意味があるのか気になるところだ。

東京編で登場した人物も、ちゃんとその出身地に多い名字が付けられている。
青森出身の兼平豊子の兼平は、青森県青森市、上京する汽車の中で出会った福島県出身の青天目澄子の青天目は福島県いわき市、同じ寮の先輩、秋田県出身の夏井優子の夏井は秋田県男鹿市にそれぞれ多い。
ちなみに、兼平豊子を引率して来た先生の名前が「工藤」とちらっと出てたが、工藤も青森県に多い名字である。
以上を鑑みるに、寮の舎監、永井はどこ出身なのかまだわからないが、東京都か愛知県出身である可能性が高い。

今まで「おひさま」や「あまちゃん」などは、出身地と名字がけっこうリンクしてるなーとは思って見ていたが、「ひよっこ」ほどシンクロ率の高いドラマは珍しい。

「ひよっこ」=名字ドラマといっても過言ではないと思う。