きのう、レストランに食事に行ったら、息子がお子様ランチについているヤクルトっぽい飲み物のことを指して「あー!乳酸ドリンクついてる!」と嬉しそうに声を上げた。
思わず「お前はNHKか!」と思ってしまった。
しかし、あの手の飲み物を、なんでもかんでも全部ひっくるめて「ヤクルト」って言い切っちゃうぼくらの方が実はおかしい。
むかし、うちの母はファミコンのROMカセットのことを「ファミコンのテープ」と言っていて、なんど訂正しても直さなかった。
ぼくはそれを聞くたびに「テープだって」と嘲笑したものだけど、もうそんな母のことを笑うことはできない。
またひとつ、若さを失ったような気がした。
またひとつ、若さを失ったような気がした。